福岡県北部に位置し、海と山に囲まれた自然豊かな宗像市。世界文化遺産に登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」をはじめ、歴史を感じるスポットが多数点在しています。絶品の海鮮グルメや美しい景色も楽しめるため、週末の旅行先として大人気。本記事では、宗像の魅力を余すことなく体験できるおすすめのモデルコースをご紹介します。効率よく名所を巡って、充実した素晴らしい休日を過ごしましょう。

1. 宗像観光の王道!世界遺産「宗像大社」と歴史を学ぶ1日コース

本土エリアを中心に、古くから厚い信仰を集める世界遺産「宗像大社」とその周辺の歴史的スポットを訪れるプランです。交通安全や航海安全の神様として知られ、広大な境内を歩くだけで心が洗われるような気分を味わえます。古代から続く国家祭祀の歴史に触れながら、厳かな雰囲気が漂う神聖な空間をじっくりと散策してみましょう。

宗像三女神を祀る全国総本宮「宗像大社 辺津宮」

宗像大社は、天照大神の三柱の娘である宗像三女神を祀る全国約6200社の総本宮です。その中で唯一九州本土に鎮座し、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を祀っているのがこちらの辺津宮。国の重要文化財に指定されている本殿や拝殿は、古代の建築様式を色濃く残す見事な佇まいで、訪れる人々を圧倒する美しさを誇ります。さらに奥へと進むと、宗像大神が降臨したと伝えられる全国でも珍しい古代祭場「高宮祭場」が静かに姿を現す神秘的な空間。社殿が建てられる以前の自然崇拝の形を今に伝えており、境内でも最も神聖なパワースポットとして多くの参拝者から信仰を集める必見の場所です。厳かな空気に包まれながら、心静かに祈りを捧げてください。

施設名宗像大社 辺津宮
住所〒811-3505 福岡県宗像市田島2331
アクセスJR「東郷駅」から西鉄バス「宗像大社前」下車すぐ
営業時間10~3月 6:00~17:00 / 4~9月 6:00~18:00
料金参拝無料

沖ノ島の国宝8万点を収蔵する「宗像大社 神宝館」

辺津宮の境内に併設されている神宝館は、歴史を深く知る上で決して見逃せない重要な文化施設。世界遺産である沖ノ島から出土した鏡や装身具、金銅製馬具など、約8万点にも及ぶ貴重な神宝が収蔵されており、なんとこれらはすべて国宝に指定されています。当時の最高技術で作られた奉献品の中には、朝鮮半島やペルシアなど海外からもたらされた品々も多数含まれているのが特徴。島国である日本が古くから海外と活発な交流を行っていた事実を物語る、非常に重要な証拠となっています。細部まで精巧に作られた美術品としての価値も高く、古代のロマンや人々の深い祈りの歴史を間近で体感できる知的好奇心を刺激する充実の展示。

施設名宗像大社 神宝館
住所〒811-3505 福岡県宗像市田島2331 辺津宮境内
アクセスJR「東郷駅」から西鉄バス「宗像大社前」下車すぐ
営業時間9:00~16:30(最終入館16:00)
料金大人800円 高・大学生500円 小・中学生400円

遊びながら歴史を学べる「海の道むなかた館」

宗像大社辺津宮から車ですぐの場所にある「海の道むなかた館」は、世界遺産に登録された沖ノ島と関連遺産群について学べる便利なガイダンス施設です。宗像の歴史や海にまつわる展示が豊富に揃っており、古代から続く海上交通の歩みに触れることが可能。最大の目玉は、最新のCGと実写映像を駆使して沖ノ島を紹介する大迫力の大型スクリーン。さらに、VRゴーグルを装着して遺跡が残る巨岩群や島内の自然を視聴すれば、一般人の立ち入りが禁じられている沖ノ島へ実際に上陸したかのような臨場感を味わえます。体験型コンテンツが充実しているため、子どもから大人まで幅広い世代が楽しみながら地域の歴史を深く理解できるおすすめの学習スポットです。

施設名海の道むなかた館
住所〒811-3504 福岡県宗像市深田588
アクセスJR「東郷駅」から西鉄バス「宗像大社前」下車徒歩約3分
営業時間9:00~18:00
定休日月曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始
料金見学無料

2. フェリーでプチ船旅!自然と信仰が息づく「大島」満喫コース

九州本土からフェリーに乗って約25分でアクセスできる大島は、福岡県内で最も大きな島であり、自然の絶景と神聖な歴史が交差する人気のエリア。本土とはまた異なるゆったりとした島時間が流れており、レンタサイクルなどを利用して名所を巡るのがおすすめです。日常の喧騒を忘れて、心地よい潮風を感じる離島の旅へ出かけましょう。

境内に天の川が流れる七夕伝説の地「宗像大社 中津宮」

神湊港からフェリーや旅客船に乗ってアクセスできる大島。その港から歩いてすぐの場所に鎮座する中津宮は、宗像三女神の次女である湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀っている由緒ある神社です。境内には御嶽山を水源とする清らかな小川が流れており、この川は古くから「天の川」と呼ばれて親しまれてきました。川を挟むようにして牽牛社と織女社が向かい合って建つことから、七夕伝説発祥の地とも伝えられています。また境内にある湧き水「天ノ真名井」は、延命招福のご利益がある神聖な水として信仰を集めているパワースポット。豊かな自然の恵みとロマンチックな伝説が融合した、心洗われる穏やかな名所となっています。

施設名宗像大社 中津宮
住所福岡県宗像市大島1811
アクセス神湊港からフェリー等で大島港へ下船後徒歩約5分
営業時間参拝自由
料金参拝無料

立ち入り禁止の沖ノ島を拝む「宗像大社 沖津宮遙拝所」

大島の北岸にひっそりと佇む沖津宮遙拝所は、島全体がご神体であり神職以外の立ち入りが厳しく禁じられている「沖ノ島」を遥かに拝むために設けられた特別な拝殿です。美しい玄界灘の水平線に浮かぶ沖ノ島の方角へ向かって静かに建てられています。空気が澄み切った晴天の日には、約49キロメートル先にある神宿る島・沖ノ島の神秘的な姿を肉眼ではっきりと望むことが可能。近づくことが許されない神聖な聖地に向けて、古来より人々が捧げてきた深い祈りの歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。壮大な海のパノラマとともに静寂なひとときを過ごせる、宗像観光のハイライトとして非常に重要な意味を持つ名所。

施設名宗像大社 沖津宮遙拝所
住所福岡県宗像市大島
アクセス大島港から車で約5分または徒歩約25分
営業時間参拝自由
料金参拝無料

弘法大師が開創した真言宗最古の寺「鎮国寺」

離島の観光を満喫して本土へ戻った後は、宗像大社のほど近くに位置する鎮国寺を訪れるのがおすすめです。真言宗の開祖である弘法大師(空海)が唐から帰国した際に開創したと伝えられる、真言宗最古の歴史ある寺院。境内には空海が自ら彫ったとされる「身代り不動明王」が安置されており、あらゆる災いから身代わりになってくれる強力なパワースポットとして信仰されています。春には梅や桜、初夏には色鮮やかな紫陽花、秋には見事な紅葉と、一年を通して美しい花々が咲き誇る自然豊かな景観も大きな魅力。さらに、境内を抜けた先には四国八十八ヶ所霊場巡りを体験できるミニお遍路コースも整備されており、心安らぐハイキングを楽しめます。

施設名鎮国寺
住所福岡県宗像市吉田966
アクセスJR「東郷駅」から西鉄バス「宗像大社前」下車徒歩約15分
営業時間参拝自由
料金無料

3. 宗像観光で絶対に外せない絶品グルメスポット3選

歴史や自然を満喫した後は、地元ならではの美味しい料理でお腹を満たしましょう。宗像エリアには、玄界灘の新鮮な海の幸を堪能できる海鮮料理店や、地元の人々に愛される名物うどんなど、絶品グルメが数多く揃っています。旅の疲れを優しく癒やしてくれる、心も体も喜ぶおすすめの飲食店を厳選してご紹介します。

鮮度抜群の海鮮丼が自慢!「Tonkoya FISH MARKET」

宗像を中心に展開する創業50年の魚屋が手がけた話題の店舗「Tonkoya FISH MARKET」。店内には鮮度や質にこだわった刺身や寿司、海鮮丼に加え、惣菜など幅広いテイクアウトメニューが並びます。一番の注目は、店内のイートインスペースでいただけるランチメニュー。本マグロやカンパチ、イクラなど、豊富なネタが器からはみ出るほどぎっしりと盛り付けられた海鮮丼は、コスパも味も抜群で大好評です。さらに数量限定で提供される特選寿司は、開店直後に売り切れてしまうほどの人気ぶり。魚屋直営だからこそ実現できる、新鮮で美味しい海の幸を心ゆくまで堪能できる、海鮮好きにはたまらないおすすめのグルメスポットです。

施設名Tonkoya FISH MARKET
住所福岡県宗像市宮田2-14-1
アクセスJR「赤間駅」から車で約5分
営業時間10:00~19:00(ランチ:11:00~14:30 LO14:00)
定休日水曜日

宗像の郷土料理を味わう「おふくろ食堂 はまゆう」

九州でもトップクラスの集客数を誇る「道の駅むなかた」の館内にある「おふくろ食堂 はまゆう」。宗像の新鮮な食材にこだわった、地元ならではの漁家料理や農家料理を気軽に堪能できる大人気の食堂です。ランチタイムは多くの人で賑わい、活気に満ち溢れています。数量限定の海鮮丼シリーズは、玄界灘で水揚げされたばかりのプリプリの魚介が乗った贅沢な逸品で、特製のごまだれをかけて味わうのが定番スタイル。ほかにもセルフ方式で煮付けや小鉢など好きなおかずを選ぶことができ、自分好みの定食を作れるのも嬉しいポイント。宗像のおふくろの味を楽しみながら、心温まるランチタイムを過ごすことができます。

施設名おふくろ食堂 はまゆう
住所福岡県宗像市江口1172 道の駅むなかた内
アクセス九州自動車道「若宮IC」から車で約30分
営業時間11:00〜15:30(LO)
定休日第4月曜日(祝日の場合は翌日) お盆 年末年始

器からはみ出る特大の穴子天丼が大人気!「三日月庵」

宗像大社から車で10分ほどの場所にある、うどんと丼の名店「三日月庵」。古民家風の落ち着いた外観が特徴的で、ランチタイムには広い駐車場が満車になるほどの盛況ぶりを見せます。こちらの看板メニューは、器から大きくはみ出るほど立派な穴子の天ぷらが2本のった「あなご天丼」。フカフカとした白身があっさりとした味わいで、天つゆだけでなく塩をつけて食べると素材の旨味がさらに際立ちます。また、うどんの麺が見えないほどアサリがたっぷりと入った「浅蜊うどん」も大人気。アサリの出汁がしっかりと効いたスープは絶品で、バターを加えてまろやかな味変を楽しむのもおすすめの食べ方。行列必至のご当地グルメです。

施設名三日月庵
住所福岡県宗像市江口 光星原661-1
アクセスJR「東郷駅」から車で約15分
営業時間10:30~15:00
定休日月曜日

4. 宗像の美しい海と自然に癒される絶景ドライブコース

宗像の魅力は歴史やグルメだけでなく、美しい海岸線と豊かな自然環境にもあります。海沿いの道をドライブしながら、白砂青松の景色や縁結びのパワースポット、さらには自然の中で動物と触れ合えるアクティビティまで、幅広い楽しみ方が可能。心地よい潮風を感じながら、心身ともにリフレッシュできる名所をご案内します。

絶景の海を望む白砂青松の海岸「さつき松原」

玄海国定公園の中でも屈指の美しさを誇る景勝地として知られる「さつき松原」。日本の白砂青松100選にも選出されており、弓状に広がる海岸線に沿って幅1km、長さ約5.5kmにわたり美しい松林が続いています。そのうちの約1.5kmは遊歩道としてきれいに整備されているため、松林の緑と大海原の青いコントラストを眺めながらのんびりと散策を楽しむのに最適なスポット。目の前の海上には大島や地島がぽっかりと浮かんでおり、絵画のように美しい風景が広がります。波の音をBGMにしながら松林の中を歩けば、日常のストレスも自然と消えていくはず。ドライブの途中に立ち寄って、雄大な自然の造形美をカメラに収めてください。

施設名さつき松原
住所福岡県宗像市鐘崎~江口
アクセスJR「東郷駅」から車で約20分
営業時間散策自由
料金無料

幸せの鐘を鳴らして恋愛成就祈願「北斗の水くみ海浜公園」

海岸沿いのドライブでぜひ立ち寄りたいのが「北斗の水くみ海浜公園」。このユニークな名前は、毎年秋の時期に北斗七星が水平線へ沈む際、まるで柄杓で海水をくんでいるように見える珍しい天体現象から名付けられました。世界中でも北部九州の一部でしか見られないという、非常に神秘的な星空の風景を楽しむことができます。また、公園内に設置されている「幸せの鐘」は大島の方角を向いており、これを鳴らすと織姫と彦星のように未来永劫仲睦まじく幸せになれるという言い伝えが存在。カップルや恋愛成就を願う人々に大人気の縁結びスポットとなっており、美しい海の景色を背景にロマンチックなひとときを過ごせる魅力的な公園です。

施設名北斗の水くみ海浜公園
住所福岡県宗像市神湊1278-1
アクセスJR「東郷駅」から車で約15分
営業時間散策自由
料金無料

初心者でも楽しめる海辺の乗馬体験「カナディアンキャンプ」

自然の風を感じながらアクティブな体験をしたい方におすすめなのが、「カナディアンキャンプ乗馬クラブ」です。ブリティッシュスタイルとウエスタンスタイルを取り入れた新しい形の乗馬クラブで、初心者から上級者まで安心して楽しめる多彩なコースを用意。しっかりとトレーニングされた優しい馬たちが迎えてくれるため、初めての方やお子様でも気軽に挑戦できます。特に人気なのは、美しい玄界灘のビーチを馬の背に揺られながら散歩する外乗コース。波打ち際を馬とともに歩くという非日常的な体験は、宗像旅行の忘れられない素晴らしい思い出になること間違いありません。大自然と動物との触れ合いを通じて、極上のリラックスタイムを満喫しましょう。

施設名カナディアンキャンプ乗馬クラブ
住所福岡県宗像市神湊44-1
アクセス九州自動車道「若宮IC」から車で約30分
営業時間9:00~17:00
料金体験コースにより異なるため公式サイトを確認

まとめ

本記事では、豊かな歴史と美しい自然、そして絶品グルメが調和する宗像観光のおすすめモデルコースをご紹介しました。古代からの深い信仰を今に伝える世界文化遺産「宗像大社」での参拝や、フェリーで足を延ばす大島での絶景巡りは、旅の大きなハイライトとなります。さらに、とんこやマーケットでの新鮮な海鮮丼や、三日月庵の特大穴子天丼など、宗像ならではの食の魅力もたまりません。車を利用して海岸線の絶景をドライブしながら、ご自身の好みに合わせてプランを組み立て、思い出に残る素晴らしい宗像観光の旅を存分に満喫してください。